この数年、文化祭では複製ですが、絵巻物の展示を行っています。博物館でも一つの作品全体を見る機会はなかなかありません。
平成16年度の文化祭では『蒙古襲来絵詞』を展示しました。
13世紀後半に起こった「元寇」で戦った肥後(現在の熊本県)の御家人 竹崎季長の、彼自身の奮闘ぶりと恩賞の獲得のため鎌倉での御恩奉行
安達泰盛への面会の様子などが生き生きと描かれています。
小中学校の教科書などでも載っていることが多く、高校の教科書でももちろん載っています。ですが、全体を通して見る機会は滅多にありません。
附属高校には、実際の3分の2程度に縮小してありますが、この絵巻物の全巻の複製があります。
今回の展示では、前巻・後巻に分かれた絵巻物全てを見てもらいました。縮小しても前・後巻あわせて25メートル近い絵巻物です。
また、同時に世界史でモンゴルについて2年生が調べたレポート展示しました。いろいろな観点から調べた興味深く、優れたものが多かったです。
関連するリンクに、九州の中村学園大学附属図書館と九州大学のデジタルアーカイブがあります。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |